全国出版協会(The All Japan Magazine and Book Publisher’s and Editor’s Association)は、文字・活字文化の振興と啓発を図るとともに、出版の動態及び関連する事態の調査研究を行い、もってわが国文化の発展に寄与することを目的に、次の事業を行なっています。
出版動態の調査研究機関として活動しており、その調査・統計は出版業界はもとより、マスコミ、各種調査機関、一般企業など広範囲に利用されています。
2005年に施行された文字・活字文化振興法の目的を実現するため、当協会内に「文字・活字文化振興法推進協議会」を2006年5月に発足しました。
出版関係団体の意見交換や連携、出版文化産業の発展に繋がるシンポジウムの開催をはじめとして、2007年10月「公益財団法人文字・活字文化推進機構」設立では大きな役割を果たしました。
以降、同機構と連携し、読書推進、文字・活字文化の振興に取り組みました。
なお、当協議会の活動は一定の役割を終えたとして2018年度をもって終了しました。
子どもゆめ基金(青少年教育振興機構)助成活動事業。2009年度から「朝の読書」を実施している、学校現場にある先生方と教育関係者に、その原点を認識し現在の活動を捉えなおす機会として、朝の読書の最初の実践者・大塚笑子氏を特別講師に迎え、「朝の読書全国縦断交流会」を開催しています。
開催実績は、2009年度は北海道、山口県、沖縄県、2010年度は神奈川県、和歌山県、群馬県、2011年度は奈良県、滋賀県、鹿児島県、2012年度は大分県、愛知県、石川県、山梨県、2013年度は千葉県、福井県、富山県、佐賀県を開催し、(株)トーハン協力時代から数え、全国47都道府県での実施を達成しました。
2007年度より高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」を創設。文字・活字文化振興法の理念に則り、読書推進と文字・活字文化振興に貢献し、業績を上げられた学校及び地方自治体・団体・個人を顕彰しています。
この事業は、東京出版販売株式会社(現・株式会社トーハン)元社長・故高橋松之助氏の遺志を体して、同夫人リウ氏から全国出版協会に寄付されていたトーハンの株式を基金としています。
(注:同事業は2013年8月1日、本協会によって新たに設立された高橋松之助記念顕彰財団に移譲されましたが、現在も本協会の全面的な協力のもとに活動を継続しております)